初めまして 仙台から四国までシーバスを釣り尽くした釣具屋店員のりょうです。
今回はシーバスを今よりもっと簡単に、たくさん釣るために必要なことを伝えていきたいと思います! これを読んでシーバスを攻略しましょう!
シーバス攻略の鍵となる要素をつかもう
シーバス釣りにおいて最も重要なのはなんでしょうか。ルアーや釣り方が大事だと思われている方も多いでしょう。しかしシーバス釣りで重要なのは
「タイミング」=「ポイント」>>>>>「ルアー」>「アクション」
となります。すでに十分シーバスを釣っている方は、ルアーのアクションや種類にこだわるとより釣果が伸びますが、ほとんどの方はこの「タイミング」と「ポイント」をしっかりと押さえられていないのです。
シーバスの鍵その1 シーズン
シーバスにおいて最も重要なのがシーズナルパターンです。年中同じ釣り方をしていて釣れるほどシーバスも甘くはありません。シーバスの生態をもとに、的確にアプローチすることでシーバスをぐっと簡単につることができるのです。
シーバスの鍵その2 ベイト
ルアーとは魚の捕食スイッチを入れて食わせるものです。そのため、狙っているシーバスが現在何を捕食しているか抑えるのが非常に重要になってくるのです。同じ時期でもポイントごとに捕食する餌が異なってくるので、それぞれの状況に応じた餌を使い分けるようにしましょう。
シーバスの鍵その3 ストラクチャー
シーバスはストラクチャーについていることが多い魚です。もちろん回遊しているシーバスや、ベイトに集まってきたシーバスを狙うことも多いですが、一年を通してシーバスを狙うにはストラクチャーをきちっと調べることが非常に大切になります。
シーバスの鍵その4 潮周りと時間帯
シーバスの捕食スイッチに大きな影響を与えるのが潮の満ち引きと時間帯です。良いシーズンになれば、一日に一度は必ずどこかでボイルが起こっています。ボイルに遭遇するためには潮回りと時間帯は必要不可欠な要素になります。もちろん、ボイル以外でも魚の活性を判断するのに重要な要素になるのでしっかりと考えておく必要があります。
またシーバスはナイトゲームが主流になります。もちろんデイゲームでも釣ることはできますが、それぞれ違ったアプローチでシーバスを狙う必要があります。
シーバスの鍵その5 特化した狙い方
ただ投げて巻くだけでなく、シーバス狙いに特化した釣り方がたくさんあります。例えば、テクトロ、橋脚撃ち、明暗、堤防ジギングなどがその例です。これらは効果的にシーバスを狙える方法なので、しっかりとマスターしておきましょう。
シーバスの鍵その6 水温
ホームグラウンドの水温変化をしっかりと見ている人はあまりいないのではないでしょうか。水温は魚の活性にダイレクトに影響を与えます。水温やその変化が良くない時は、そこら一帯でシーバスが食い渋ることが多いですね。たとえ食い渋っている時でも、水温変化をもとにポイントを絞ることも可能になるのです。
シーバスを狙うポイントを知ろう
全国共通でシーバスを狙う時に利用できるのが、そのポイントの地形や構造です。
ホームグラウンドの釣り場によってさまざまではありますが、定番を理解することで確実に釣果アップにつながります。
シーバスのポイントその1 湾奥&都市型シーバス
私は大阪の湾奥をメインとしており、もっとも数を釣り上げているのが湾奥シーバスになります。アングラーも多く手軽に狙えることから初心者におすすめできる釣り場と言えるでしょう。
ちなみに都市部では水が汚れていると思われがちですが、ベイトの量はピカイチなのです。ということは、シーバスのストックも多く非常に釣りやすい環境といえるのです。
シーバスのポイントその2 河口&汽水域
大型河川から小型河川まで、河口はシーバスの宝庫です。知らない土地でシーバスを狙うと時は、河川の近くで釣りを始めるようにしています。ベイトも多く、初心者でも気軽に始められる釣り場でしょう。
シーバスのポイントその3 漁港
意外と難しいことが多いのが漁港のシーバス釣り 闇雲に沖にルアーを投げていても坊主がほとんどでしょう。そんな漁港ですが漁港特有のストラクチャーを攻略することでシーバスの釣果をぐんぐん伸ばすことができるのです。
シーバスのポイントその4 沖堤防
シーバス狙いで沖堤に渡るルアーマンが年々増えてきましたね。海の中にぽつんとある沖堤はいわば「沖の巨大なストラクチャー」と言えるのです。ということは、たくさんのシーバスが沖堤についていることが多いということになります。
シーバスのポイントその5 ボートシーバス
これは奥の手といっても過言ではありませんが、ボートシーバスに乗れば確実にシーバスをゲットすることができます。値段も高い一方で、誰も狙えない沖のポイントをボートでしっかり狙えるため、初心者からベテランまで楽しめます。また、ボートシーバスでは、シーバス釣りの基本となる要素をしっかりと教えてくれるので、普段の釣りに応用することも可能となります。
シーバスが反応するルアーを選ぼう
より釣果を伸ばすためにはルアーセレクトが大事になります。ルアーはその場にいるベイトやストラクチャーの種類、狙い方に合わせて様々な物を用意しておくと心強いでしょう。
ルアーには形だけでなくカラーや重量など、千差万別とも言える種類があるのでそれぞれ確認をして行きましょう。
シーバスルアー基本の種類は何?
シーバスのルアーは大きく分けて、「フローティングミノー」、「シンキングミノー」、「シンキングペンシル」、「バイブレーション」、「ソフトルアー」、「ビックベイト」、「メタルジグ」がメインとなります。
それぞれ狙う場所に応じた使い方があるので見て行きましょう。
シーバス狙いに必須なフローティングミノー
フローティングミノーとは、ルアーにリップが付いており、水面下1メートル以内程度を泳ぐルアーの総称です。
ベイトが表層にいるときや、ルアーを流れに乗せて流す時に活躍します。特に、大型河川や橋脚などで狙う際には、ゆっくりと流れに漂わせて釣る方法が効果的なので必ず持っておきたいルアーです。
オールシチュエーションで使用可能なシンキングミノー
シンキングミノーはその名の通りゆっくりと沈むルアーです。このためフローティングミノーに比べて深めのレンジを探れる利点があります。
水深のあるポイントや、テクトロを始め、様々なシチュエーションで使用できます。
飛距離がいるならペンシルで攻めよう
リップが付いていないため、ミノーよりもアクションが抑えられ、飛距離が出るのが特徴のペンシル。サーフや大型河川で飛距離がいる場合や、ゆっくりアクションさせたい時に有効となります。
底のシーバスならお任せ バイブレーション
シーバス釣りにおいて、底を叩かないと釣れないタイミングが多々あります。そのような時に活躍するのがバイブレーション。そこに沈んだシーバスを引っ張り出すのに必須のルアーです。また、アピール力が強くしっかりと沈むため、ストラクチャー打ちにも活躍します。
シーバスのあたり連発 ソフトルアー
スレた魚に強いのがソフトルアーです。狙い方も幅広く、ジグヘッドの重さやボディーのサイズを変化させることで様々な状況に対応できます。
悔しいほど釣れてしまうルアーで、マイクロベイトからイワシまで様々なパターンで使用可能なルアーです。
釣り人の憧れ ビックベイトシーバス
手のひらを越えるような大きなルアーで狙うのがビックベイトシーバス。大きなベイトを捕食している時限定で狙うことができます。タイミングが難しいですが、コノシロや大きなイワシ、サッパを捕食しているシーバスをうまく見つけ出しましょう。
水深のある防波堤の秘策 メタルジグ
水深のある堤防で夏の昼間に有効なのがメタルジグ。堤防際をヒラヒラと落としながらシーバスを狙います。壁際に居着いたシーバスをつるのに非常に効果的であり、水深のあるポイントに行くなら必ず持っておきましょう。
シーバスの効果的なアクション
これまでの内容を知っておけば釣れたも同然ですが、さらにシーバスの釣果を上げるためにはアクションや釣り方を工夫する必要があります。それについてまとめて行きましょう。
シーバスの王道 ただ巻き
いろいろ狙い方はありますが、ただ巻きは外せません。ただ巻きとはいっても、大事なのはルアーのスイムレンジをかえないこと。一定の層をルアーが泳ぐように巻かなければ意味がありません。ラインの張りや角度などから一定のレンジを泳がせるようにしましょう。
食い気を引き出す フォール
ただまきで反応しない時は、フォールを必ず入れるようにしましょう。フローティング系統のルアーではストップさせるだけでもOKです。
シーバスは落ちてくるものに反応があるため、ルアーをフォールさせることで食いつくタイミングを与え、アピールすることができます。ただ巻きで追ってこない場合や、スレている場合に効果的な技となります。
流れにまかせてゆっくりリトリーブ
潮の流れや川の流れがあるところではゆっくりと巻く狙い方が重要になります。上流から流れてくるベイトを捕食するシーバスに効果的な狙い方ですね。ルアーが流れに身を任せて流されている様子を演出しましょう。
リアクションバイトを誘うジャーク&トゥイッチ
上記のアクションがすべて効かなかった時に試したいのが激しいアクションである、ジャークとトゥイッチ。ジャークはジャカジャカとアクションを入れて、逃げ惑う小魚を演出する方法です。トゥイッチは、竿先でチョンチョンとアクションを入れて、見えているシーバスなどにアピールを行う方法です。
共に効果的である一方、スレたシーバスは逃げてさせてしまうこともあるため、最後にするのがおすすめです。
シーバスが釣れない時にためしたいこと
シーバスがつれない原因として、「シーバスがいない」「シーバスの捕食スイッチが入っていない」の二種類が考えられます。まずはこのどちらに当てはまるかを考えましょう。
シーバスがいない場合当たり前ですが、釣り場を変えざるを得ません。沖に面したオープンエリアなど、回遊シーバスがメインの釣り場ではシーバスそのものが少ないことがよくあります。
一方で、ほとんどの釣り場ではシーバスがいるのに捕食スイッチが付いていないことが多いのです。この場合は釣れないのではなく、釣れる釣り方をしていないのが原因と言えるでしょう。もちろん急激に水温が下がった厳寒期などは全く口を使わないこともありますが、ほとんどの状況で攻略は可能なのです。
つれない時は、その状況のベイト、シーズナルパターン、ストラクチャーなど今まで述べてきたことを丁寧に抑えていけば必ず釣果につながります。諦めずに投げ続けましょう。
シーバスをつるのに必要なアイテム
シーバスを釣るのにアイテムは欠かせません。他の釣りと違って移動が非常に多く、機動力が釣りやすさに直結します。一回揃えれば長く使えるものなので、しっかりと揃えましょう。
魚と人を守る フィッシュグリップ
フィッシュグリップは魚へのダメージを減らすだけでなく、フックを外す際に針が刺さるリスクや、魚体で指が傷つくリスクも減らしてくれます。とにかくあるのとないのとでは雲泥の差があるため、持っておいて損はないでしょう。
一方でフィッシュグリップで乱暴に持ち上げたり、バス持ちのように角度をつけるのは、シーバスの首部分に大きな負担をかけてしまいます。なるべく早くリリースして元気に逃してあげるようにしましょう!
シーバスには欠かせないジョイント付きたも網
たも網がないとそもそもシーバスは始められません。50センチくらいまでならぶっこ抜くこともできますが、竿やフックに大きな負担がかかるのでおすすめはできません。必ず用意しておきましょう。
そして、意外に大事になるのがジョイント部分になります。シーバスとファイトしながらたも網を開くので、さっと滑らかに開いてくれるタモが必要になります。
荷物を収納、タモもかけられるバッグ
機動力を高めるためにも、タモやその他いろいろなものをぶら下げるためにもバックが必要になります。腰に巻くタイプのものが一般的で、シーバスだけでなくライトゲームやその他ルアーフィッシングに幅広く使うことができます。
命を守るライフジャケット
ライフジャケットなしでは釣りは始められません。とくにシーバスでは人が誰もいないようなポイントに夜行くことも多々あります。水に落ちてしまっては誰にも気づかれずに…….という可能性もあるのでしっかりとライフジャケットをつけましょう。
ベスト型ものでは、小物を収納することもできるのでおすすめです。
ナイトゲームに必須のヘッドライト
ナイトゲームが中心となるシーバスゲームでは、ヘッドライトなしでは釣りができません。充電式や乾電池式など多くの種類があるので自分に合ったものを選びましょう。
シーバスを美味しく食べよう
私がメインにしている大阪湾奥のシーバスは匂いがきつくあまり食べられませんが、綺麗なところで釣るシーバスは非常に美味しいです。
特に沖に面した釣り場で、鰯などを捕食しているシーバスは脂のノリも良く非常においしいと言われています。キャッチ&リリースが基本となるシーバスですが、きれいな釣り場で釣れたときは一度食べてみると良いでしょう!
コメント