陸からホウボウを釣るたった三つのポイント

綺麗な胸鰭が特徴のホウボウ。今回はホウボウの生態と釣り方、大阪でのポイントについて学んでいきましょう。

ホウボウの生態

ホウボウといえば淡白な白身の高級魚。カサゴ目ホウボウ科ホウボウ属に属しており、水深500-600メートル程度の深さまでの海底に生息しています。夏から秋にかけては浅いところへやってきますが、冬になるについれて深いところへ戻って行っていく傾向にあります。

ホウボウの食性は肉食であり、エビなどの甲殻類や小魚、ゴカイ類などを食べています。船釣りなどでは飲ませ釣りの仕掛けにかかったり、ジギングなどのルアーで釣れたりすることもあるようです。

最大で約40センチにもなるホウボウですが、船だけでなく、実は陸からも釣ることができてしまいます。ではどうやって陸からホウボウが釣れるのか調べていきましょう。

ポイントその一 釣れる時期を知る

基本的に深いところで生息しているホウボウですが、ある時期になると浅場へと移動してきます。その時期が「夏から秋」にかけてなのです。この時期には比較的浅い場所でもホウボウが釣れるので陸から狙うには絶好の時期となります。

大型になるに釣れて深い場所へと行く傾向にあるため、小型のホウボウであれば「夏から秋」以外の時期でも釣れることがあるようです。大阪では5月くらいから小型のホウボウも釣れるので、かなり長いシーズン楽しむことができるのです。

ポイントその二 釣れる場所を選ぶ

ホウボウ釣りにおいて重要なのは場所選びです。もともとホウボウは水深のある砂地に生息しているため、浅すぎたり岩場であったりするようなポイントは避けるようにしましょう。

また、阪神間のような海底が半分ヘドロのような状態になっている場所はあまり良くありません。海底に這うように生息しているので、砂地の綺麗な場所を探す必要があります。

これらを踏まえて考えると、関空以南の砂地の地域が狙い目となってきます。それらの地域で砂地のポイントを探せばホウボウがいると言って問題ないでしょう。それに加えて、水深のあるポイントであれば、ホウボウがいる確率はあがるでしょう。

ここで幾つかポイントをあげていきましょう。どのポイントもホウボウがよく釣れている定番ポイントです。

食品コンビナート

食品コンビナートではどんな魚でも釣れる、と言っても過言ではないでしょう。沖向きや港内問わず、海底が砂地になっているためホウボウを釣ることができます。

この釣り場でもある程度ホウボウの釣果はありますが、以下の二つのポイントの方がより釣れているので、専門的に狙うならそちらの方がいいでしょう。

とっとパーク小島

言わずと知れた釣り公園です。ここは水深があり海底も砂地なのでよくホウボウが釣れます。専門で狙う人が少ないため釣果もそこまで多くはないですが、30-40のホウボウも上がっているので是非狙ってみましょう。

大川漁港

とっとパークから少し南へ行ったところにある小さな漁港です。ここでも遠投投げ釣りでよくホウボウが釣れるためオススメのポイントとなります。

この他にも貝塚人口島や加太の防波堤、その他さまざまなポイントで釣れているので、自分のポイントを開拓してみましょう。

ポイントその三 仕掛けとエサ

投げ釣りで狙う。

一般的に海岸から狙う場合、沖の深いポイントめがけて遠投する必要があります。えさはちぎれにくいアオイソメなどを用いましょう。スキルよりも運要素の方が強くなってしまうため、できるだけ竿数を増やしてつるようにしたいですね。

ブッコミ釣りでねらう。

足元から水深のあるポイントであればブッコミ釣りで釣ることもできます。とっとパーク小島や防波堤などの場合は有望な釣り方になるでしょう。えさはシラサエビやアオイソメを使います。

最後にホウボウの食べ方

ホウボウの淡白な白身を存分に味わうなら刺身が一番でしょう。釣りたての新鮮なホウボウを食べられるのは釣り人の特権ですね。

そんなホウボウですが、釣ってすぐよりも一日から二日冷蔵庫で熟成させてから食べると味がより深くなります。衛生に注意しながら自宅で熟成させてみるのも良いかもしれませんね。

他にも焼いたり煮たり様々な食べ方で美味しくいただくことができます。ぜひ一度ホウボウを狙いにいきましょう!

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