ルアーで狙っても思ったように釣れない「シーバス」 テレビやネットではたくさんのシーバスが釣り上げられているのになんで自分だけ釣れないの?と思ったことはありませんか?
シーバス初心者の方や、まだ釣ったことがない方向けにシーバス釣りの極意をお伝えしていきます。
シーバスはポイントを抑えないと釣れない!?
釣果情報を見ていると大きなシーバスが何匹も釣り上げられています。1日で10匹近く釣る人もいたりするので、「自分でも一匹くらい釣れるのではないか?」と思ってしまいがちです。
しかし、シーバスを釣るためには様々なポイントを抑えなれば決して釣ることができません。きっちりとポイントをカバーしてシーバスを釣り上げましょう。
まずは「ベイト」の動きをチェックしよう
シーバス釣りにおいて最も重要になるのが「ベイト」です。シーバスは基本的に餌となる小魚を追って生活をしているため、ベイトがいないところにシーバスはいません。
もちろん居ついているシーバスもいますが、ベイトがいない状況では活性が低いため釣るのが非常に困難になってしまうのです。
狙い目のベイトとして、「海ではイワシ類」「河口ではハク・イナッコ」が挙げられます。これらの群れがいる場合はその付近に食い気のあるシーバスがいると考えて問題ないでしょう。釣果情報を確認してベイトを探すことが大切です。
釣れる時間帯と潮を調べよう
シーバスを釣るためには時間帯と潮が重要になります。まず、時間帯は朝晩の薄暗いときがベストです。昼間は警戒心が強く深いところでじっとしているため、初心者がルアーで狙うのは非常に難しくなります。夜でも釣ることはできますが、ストラクチャーや明暗部などを狙う必要があります。
一方で朝晩の時合いには、シーバスの活性が上がっているため高確率で釣り上げることができるでしょう。日の出前後と日の入り前後に釣りをするようにしましょう。
潮の流れはポイントごとに変わるため一概には言えませんが、リバーゲームではゆっくりと流れる時の方が釣りやすいと言われています。自分のポイントに通って釣れる潮を見極めましょう。
やみくもにルアーを投げるのはやめよう
シーバスを釣るときに沖向きにひたすらルアーを投げてはいませんか? それではシーバスを釣ることはできません。
例えば上の写真で狙うべき場所は「テトラ沿い」及び「防波堤沿い」です。シーバスはストラクチャーに付いていることが多いので、沖向きではなく横向きに釣ることが重要になってくるのです。
沖向きに投げる場合はイワシなどのベイトが接岸している時だけで十分です。慣れてくれば海底に潜んでいるシーバスを狙うため底のレンジを攻めるのが有効になるでしょう。
シーバスが付いているストラクチャーとは
はじめてシーバスを狙うときに、やみくもに沖へ投げていてもなかなか釣れません。沖向きで釣るにはベイトの動きや潮の流れに合わせてルアーを泳がすレンジを操る必要があるからです。
一方で初心者のかたでも絶対に失敗しないポイントがあります。それは、、「橋の橋脚周りと明暗部」です。
シーバスは橋脚や橋の影に潜みながら、ふらふら近寄ってきたベイトを捕食します。このため橋周りには食い気のある高活性なシーバスが集まっていることが多いのです。実感として沖向きで釣るより5倍くらいは簡単につれるでしょう。
もちろんテトラ沿いや護岸沿いも期待出来るポイントなのでしっかり狙いましょう!
釣れる時期にシーバスを釣ろう!
シーバスがどうしても釣れないのは、腕の問題ではなく時期の問題かもしれません。シーバスの釣果の8割ほどは場所とタイミングによって左右されます。「シーバス釣りの腕」=「シーバスが釣れる場所へ行く能力」といっても過言ではないでしょう。
シーバスを釣るのに一番オススメなのは「秋」です。9-11月ごろには産卵前のアラグイを始めるため、初心者でも簡単に釣れる時期になるのです。一方で地域にもよりますが1-3月は非常に釣るのが難しくなります。また、4-8月はベイトやその動きに左右されるため釣果の差が大きくなる時期になります。
シーバスを始めようと思うなら秋から始めるのが一番でしょう。それ以外の時期なら釣れずともしょうがないと考えておいて良いですね!
てっとり早いのは情報収集
なかなか釣れなくて悩んでいるなら、近くで釣っている人に聞いてみるのも一つの手段です。釣れないことを丁寧に話せば、いろいろ親切に教えてくださる方が多いでしょう。
そのポイントでの狙い方や、釣れるルアーなど何回も通わなければ身につかない知識を学ぶのが一番の近道になります。ネットで情報収集も良いですが、現地の釣り場で聞く情報が一番あてになるでしょう!
オススメのルアーはなに?
シーバス初心者の方がよく悩む問題として「どのルアーを買えばいい?」という悩みが挙げられます。発売されている有名ルアーであれば正直何でも釣れるのですが、なかでも初心者にオススメするのは「バイブレーション」になります。
バイブレーションは重く飛距離が出るため広範囲を探ることができます。また、引っ張る速度やフォール時間で表層から底まで探れるため初心者でも使いやすいルアーとなっています。
どうしても釣れない時は?
どう粘ってもなかなか釣れないこともあるかもしれません。そのような時は「ボートシーバス」をオススメしています。
ボートシーバスとは船からルアーを使ってシーバスを狙う釣り方で、多い日には一人20-30匹釣れることもあります。ボートシーバスではシーバスが豊富なストラクチャーやベイト周辺をピンポイントで狙うため安定した釣果が見込めるのです。
ボートシーバスでベイトやストラクチャーを攻める釣りを経験すれば、普段のオカッパリにもその経験を活かせるようになるでしょう。
コメント